新年 明けましておめでとうございます。
新型コロナウイルス感染拡大が始まってから、まもなく2年が経とうとしています。この2年間でのコロナ禍による被害売上総額は、ついには1億4000万円にまで達してしまいました。国や都の支援制度を活用していますが、被害額の2割にも満たない額です。
そんな中、皆様からの支援募金は5000万円をこえ、切手やはがきを寄せて頂く「切手でのおくりもの」では100万円分をこえるまでに至りました。
多くの皆様からの励ましやご声援など数えきれないほどのお力添えによって、私たちともしびは、コロナ禍を乗り越えて、今日まで元気に活動を続けてくることができました。
あらためて、厚く御礼申し上げます。
昨年9月頃までは、劇団ともしび・ともしび音楽企画の公演は、いくつかを除きほとんどなくなっていましたが、10月からは劇団ともしび「トラの恩がえし」の文化庁巡回公演も無事にスタートでき、また他の作品も、感染予防対策をとりながら少しづつですが、公演できるようになってきました。
ともしび主催の出前歌声喫茶公演も、昨年10月以降は月に12〜15ヶ所を首都圏各地で行ってきました。感染予防対策のために定員を少なくしての開催ですが、おかげさまでご参加された方々にはご好評を頂いております。
私たちともしびメンバーにとっても、このような状況の中でうたごえを届けられることは、大きな喜びであり、皆様のうたごえや笑顔にどれだけ励まされ、力を頂いているかわかりません。
ともしび従業員、そして音楽文化集団ともしび団員一同みな、コロナ禍が明けて安心して歌い交わせる時のために、元気に様々な準備を着々と進めています。
現在はまだコロナ禍収束には遠いものの、ワクチンが普及し、感染が拡がっても命を守っていけるような医療状況ができつつある中で、これからは感染予防対策をとりながら社会を動かしていくウィズコロナの時代になると言われています。
そのような状況を考えながら、本年中には新しい店舗を持つことを目標に、物件探しを進めているところです。
新しいお店は、様々な人の多様性を認め合い、子どもから高齢者まで世代を超えて歌い合う楽しみを共有し共感できる場、そして「ともに生きあう」歌声喫茶文化を体現し、発信していける場でありたいと考えています。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
株式会社ともしび
代表取締役 齊藤隆