ひろせめぐみです。ともしび秋の大うたごえコンサート2019が近づいてきました。
当日、お客様に配布するパンフレットの挨拶文を、中西さんが作成されました。
今回のイベントについて、どんな意義や意図をこめて企画しているかが書いてあります。こちらを読んでいただき、みなさんに改めて「ともしび秋の大うたごえコンサート2019」を知っていただけたらと思います。
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歌声喫茶ともしびの65周年を心から祝い、「秋の大うたごえコンサート2019」を開催いたします。
開演に先立ち、今秋の度重なる台風、豪雨で被災された皆々様に、心からのお見舞いを申し上げます。
東日本大震災以来ともしびが続けてまいりました「とどけ!歌の力支援募金」をさらに推し進め、被災各地に明るい歌声と励ましをお届けしていきたいと考えています。
さて、歌声喫茶が次々と姿を消し、ともしびも苦境と闘っていた1980年頃、ちまたでは「企業寿命30年説」が喧伝されていました。
戦前からの老舗はともかく、戦後生まれの新興企業はおおむね30年で寿命が尽きるとされたのです。でも、ともしびは生き抜いてきました。
それは、歌声喫茶を単なる「店」=企業ではなく、大衆的な文化運動の場としてとらえ、温かみにあふれたヒューマンなうたごえを求め、創造し、広め続けてきたからだと自負しています。
その運動の「主体」として結成された「音楽文化集団ともしび」は、多くのお客様のご支援、ご協力をいただき、その役割を営々と担い続け、今年結成50周年を迎えました。
歌声喫茶と音楽文化集団ともしびのこの歴史にお力を寄せてくださったすべての皆々様に、あらためて御礼申し上げます。
今ともしびは、また新たな歩みを求められています。
現在地からの移転期限を来年に控え、新しい店作りの準備を進めています。
内輪のことではありますが、永年ともしびの経営を支えてきた前社長・大野幸則がこの4月に急逝し、新社長・齊藤隆へとバトンタッチ致しました。
さらに、歌声喫茶を次世代、次々世代へとつないでいくことは、ともしびが今果たすべき大切な使命だと考えています。
そんな思いを、このコンサートのサブタイトルに込めました。
~ともしびを支えてきたもの そしてこれから〜