新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、理念プロジェクトもストップしていましたが、そろそろ再開します。
こんな時こそ、「理念」は皆の気持ちや団によせる想いを確認でき、必ずや団結を深められる力になるはずです。再度、思い出しつつそれぞれ深めていければと思います。
本来なら団総会で、出来上がった「理念」を発表し、皆さんでさらに論議していく予定だったので、残念でなりません。
しかし、これからまだまだ続く、未だかつて経験したことのない厳しい日々をのり切っていくためにも、9月中には仕上げる目標で、進めていきたいと思います。
3/15の全団運営委員会で到達点を発表し、団専用ページにも公開して、広く意見を求めて、出た意見に対しての対応をチームで話し合ったところで、ストップしていました。
再スタートは、皆さんから寄せられた意見と、それに対するプロジェクトチームの意見をまとめました。
そして、それらをふまえた現時点での「ともしびの理念」(案)を、最後にのせています。
ぜひまた、みなさんからの意見を募りますので、コメントに記入をよろしくお願いします。
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★〜意見、感想
⇒⇒〜それに対するプロジェクトチームの意見
★理念には余白があっていい。
A『音楽演奏では、演じる者の人間性がおのずと現れるものです。』
B『それは団体としても言えることです。』
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この二つは、ないほうがスッキリすると思った。
⇒⇒Aはたしかにきつい表現。カットします。
Bは、「それは、団体としても同じことが言えます。」に直します。
★人づくりとは、仲間づくりとは、音楽づくりとは、どういうことか、少し触れるといいかも。
でも、100%すべてを言葉で説明しなくてもいい。
わかりやすく、みじかく、簡潔に。音楽で人を変える。そのことが社会をつくることに繋がる。
⇒⇒具体的ではないが、「日常的な団活動の中で鍛えられつくられていく」、とまとめてあります。具体的に書くのはなかなか大変。
★社会はひとりひとりでつくられている。
コロナ騒ぎもあり、今の世の中はちんやりしてる。そして、「変えよう」っていう意識がなくなっている。
ともしびが「ともに生きあう」方向に動かしていく。ともしびの音楽というものは、そこにつなげていくことができる。
生きあうことが、世の中を変える力に変わっていく。音楽で人をつよく結ぶことができる。
⇒⇒その通りですね!
★必ずしも「全員が同じ方向をもって!」としなくてもいいのでは。それぞれ、個人の思いがある。がんじがらめにしなくてもいいと思う。行間があるような表現が希望。
⇒⇒理念は、団体・組織としての方向性です。その理念に共感した人が、団体に集まってくるのだということ。そして基本的には、団の目指す方向(理念)へ、皆の個性や力を生かしながら活動して進んで行こうというのが、組織・団体のあるべき姿だと思います。
★『感動を生みだす演奏のためには、演奏者自身の中に、誠実さや謙虚さ、また人の心に寄り添える優しさなどの人間性があふれていることが求められます。』
こんな人ばかりでなない。そうじゃない人もいる。きれいすぎる。
⇒⇒そういうことを目指していこう、という過程が団運動です。最初から完璧を求めているわけではないです。
★表題「共に生きあう社会の実現」について
ともしびの魅力は“音楽”にあると思います。「音楽を通じて」を入れました。方向性「へ」を入れました。
表題を「音楽を通じてともに生きあう社会の実現へ」にしては?
本文にも「音楽を通じて」を入れました。
「ともしびは、音楽を通じて平和な世の中でだれもが笑顔を交わしながら、ともに生きあうことのできる社会を目指しています。」
⇒⇒目指していく社会を記してあり、一般的にはその手段は「音楽」だけではありません。後半でともしびとしての手段(音楽)を書いてあります。
★『しかし近年、人を大切にしない政治や社会構造が蔓延し、人びとの孤立化がますます進んでいることが大きな社会問題となっています。』
ここの「蔓延」という表現はこの場合最適か?
孤立化が社会問題と「なっている」というと社会問題として顕在化している印象だけど、そういうのとは違う感じ…とか。
⇒⇒「蔓延」という表現は適切だと判断しました。
※「蔓延」…伸び広がること。はびこること。好ましくないことにいう。
★『ともしびは、そんなたくさんの心のつながりが広がっていった先に、平和のうちに皆で生きあえる社会があると考えて活動を展開して行きます。』
この文、「そんなたくさんの心のつながり」というのが前段のどこを指すのか一瞬わかりにくかった。読点の位置など考え、『ともしびは、「たくさんの心のつながりが広がっていった先に平和のうちに皆で生きあえる社会がある」と考えて、活動を展開して行きます。』とすると、主体や目的がわかりやすくなるのではないか?
⇒⇒「そんな」は、そのすぐ上の任務(ミッション)を指している。一般的な「人と人とのつながり」ではなく、ともしびが考える「そんな」つながりの先に平和な社会がある、というのがポイントだと考えます。
そのともしびのミッションにかけているから、ともしびとしての「活動を展開して行きます」に繋がれる。
★「音楽づくり」がともしびの柱になっていることは確かですが、「音楽の演奏」に主眼が置かれ過ぎな印象を受けました。
本文というよりは、個々の意見の中から感じる所が強かったです。
その「音楽」をどう演奏するか。
ともしびを居場所と思い居心地いいと感じる人は、まあ普通に考えれば「音楽が好きな人」ではあるでしょうが、必ずしも「音楽を演奏する人」とは限らない。演奏者じゃなくても「ともしびがともしびらしく在るような環境作りに心を配る人」も「ともしびの良さを言葉で伝える人」もいる。
⇒⇒「日常的な団活動の中で鍛えられつくられていく」ことが大切なことで、団活動は音楽だけではなく、ともしびを支える様々な活動が含まれます。音楽を演奏する人もしない人も含めた、「団」のあり方が、団体としての音楽の質を作っている、ということだと思います。
★『音楽演奏では、演じる者の人間性がおのずと現れるものです。』
この言い切りもどこが判断主体なのか?と考えるとスッキリしない。
⇒⇒その通り、あまり適切な表現ではないので、カットします。
★ともしびは、人づくり、仲間づくり、音楽づくり、を一体のものと捉えて活動を展開していきます。という所に収斂させる趣旨と思いますが、音楽演奏>人づくり・仲間づくり、と受け取れてしまう。
⇒⇒団の様々な運動が集結されて外に向けて表現されるのが、やはり「音楽」だということ。
「人」「仲間」「音楽」について何が上位ということではない。それらを、一つの運動としてとらえる、ということ。そのように書き直します。
★2ヶ所ほど出て来た「感動を『与える』」という表現が気になりました。「感動を共有する」という言葉には共感できますが…。
⇒⇒確かに「与える」は気になっていた。「共有」に直します。
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以上の意見を参考に、プロジェクトチームでの意見も反映させて、訂正をいれました。以下。
訂正箇所の表記
△→旧
⇓
◎→新
△【ともに生きあう社会の実現】
⇓
◎【ともに生きあう社会をめざして】
ともしびは、平和な世の中でだれもが笑顔を交わしながら、ともに生きあうことのできる社会をめざしています。
「ともに生きあう」とは、人と人との関係性の中から、皆で心豊かに生きる力をはぐくむことです。
しかし近年、人を大切にしない政治や社会構造が蔓延し、人びとの孤立化がますます進んでいることが大きな社会問題となっています。
ともしびは、音楽や演劇によって生まれる感動を共有することを通して、多様な「あなた」と「私」が心を寄せ、お互いを認め、つながりをはぐくみ、ともに生きあえるような居場所をつくり、広めていきます。
ともしびは、そんなたくさんの心のつながりが広がっていった先に、平和のうちに皆で生きあえる社会があると考えて活動を展開してゆきます。
【人づくり、仲間づくり、音楽づくり、を一体のものと捉えて活動を展開】
ともしびは、音楽の感動を共有することで一体感や心のつながりをはぐくみ合うことを大切にします。
△その「音楽」をどう演奏するかということも、感動を共有する上で、とても大切なことと考えています。
⇓
◎その「音楽」をどのように創りだしていくか、ということは、ともしびの最も大切な運動の柱です。
△
『音楽演奏では、演じる者の人間性がおのずと現れるものです。』←◎カット
感動を生みだす演奏のためには、演奏者自身の中に、誠実さや謙虚さ、また人の心に寄り添える優しさなどの人間性が
△「あふれていることが求められます。」
⇓
◎「求められます。」
△それは団体としても言えることです。
⇓
◎それは団体としても同じことが言えます。
仲間を大切にする暖かい団体であること、目的に対して心をよせあって進められる団体であることは、団としての音楽の質と不可分なものと考えます。
そんな、人間性のありようや、団体のありようは、まさに日常の団活動の中で鍛えられつくられていくのです。
ともしびの目指す音楽は、ともしびの集団作りの中でつちかわれるものであり、そのことが感動を生みだす音楽となり得るのです。
△ともしびは、人づくり、仲間づくり、音楽づくり、を一体のものと捉えて活動を展開していきます。
⇓
◎ともしびはこの、「人づくり」「仲間づくり」「音楽づくり」を、「ともに生きあう」を体現した互いに関連し合う一つの運動と捉えて、活動を展開してゆきます。
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★訂正を反映させた最新の『団の理念』(案)★
【ともに生きあう社会をめざして】
ともしびは、平和な世の中でだれもが笑顔を交わしながら、ともに生きあうことのできる社会をめざしています。
「ともに生きあう」とは、人と人との関係性の中から、皆で心豊かに生きる力をはぐくむことです。
しかし近年、人を大切にしない政治や社会構造が蔓延し、人びとの孤立化がますます進んでいることが大きな社会問題となっています。
ともしびは、音楽や演劇によって生まれる感動を共有することを通して、多様な「あなた」と「私」が心を寄せ、お互いを認め、つながりをはぐくみ、ともに生きあえるような居場所をつくり、広めていきます。
ともしびは、そんなたくさんの心のつながりが広がっていった先に、平和のうちに皆で生きあえる社会があると考えて活動を展開してゆきます。
【人づくり、仲間づくり、音楽づくり、を一体のものと捉えて活動を展開】
ともしびは、音楽の感動を共有することで一体感や心のつながりをはぐくみ合うことを大切にします。その「音楽」をどのように創りだしていくか、ということは、ともしびの最も大切な運動の柱です。
感動を生みだす演奏のためには、演奏者自身の中に、誠実さや謙虚さ、また人の心に寄り添える優しさなどの人間性が求められます。
それは団体としても同じことが言えます。仲間を大切にする暖かい団体であること、目的に対して心をよせあって進められる団体であることは、団としての音楽の質と不可分なものと考えます。
そんな、人間性のありようや、団体のありようは、まさに日常の団活動の中で鍛えられつくられていくのです。
ともしびの目指す音楽は、ともしびの集団作りの中でつちかわれるものであり、そのことが感動を生みだす音楽となり得るのです。
ともしびはこの、「人づくり」「仲間づくり」「音楽づくり」を、「ともに生きあう」を体現した互いに関連し合う一つの運動と捉えて、活動を展開してゆきます。