ひろせめぐみです。このページでは、第13・14回のうたごえ司会研究会の報告をします!
以下のような内容で行いました。
- 第12回…2月6日開催。研究会後半の計画づくりと中間発表報告の撮影。
- 第13回…2月13日開催。テーマ「人柄」について深堀り。ゲストに金指修平さんをお迎え。
それぞれ詳しく紹介します!
計画づくりと撮影
2月6日は、研究会がもうすぐ折り返しになるタイミングでした。後半の計画について話し合う回です。
その前に、メンバーの近況報告を行いました。「ともしび以外のこと」というのがテーマです。
仕事やコロナ禍での悩み、リモートならではの不安などざっくばらんにお話できて、メンバー同士の理解が深まったり、状況の共有が出来ました。
雑談の機会が減っているので、時々、意図的に「近況報告」の時間をとっています。
ここからは、いよいよ研究会の後半の計画づくりです!
前半は、テーマごとに話し合いをして知見を広げていく、という取り組みをたので、その学びをアウトプットしていくために「デモステージ」を行うことにしました。
参加者のアイディアで、「スナックともしび」とのコラボ企画も上がりました。
以下の日程で開催します!団員でしたらどなたでもzoom参加できます。ぜひ「デモ歌声喫茶ともしび」にいらしてくださいね。
3月20日(土)・4月3日(土)
ともに19:10~21:00
最後に、中間発表報告の動画を撮影してこの日は終わりました。
中間発表報告の動画は、こちらのページからご覧いただけます!
まだご覧になっていない方は、こちらからアクセスくださいね。
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【中間発表報告】うたごえ司会研究会
ともしびうたごえ司会研究会事務局のひろせめぐみです。 昨年11月からはじまった司会研究会。4月末までの開催を予定しており、現在折り返し地点になりました。 ここでこの場をお借りして、司会研究会からの「中 ...
テーマ「人柄」
2月13日のテーマは「人柄」です。ゲストに金指修平さんをお呼びしました!
この回の動画はこちらです。
https://youtu.be/7ueSaRPwPwk
まずは、司会者の人柄について、各々思うことを発表しました。こんな話が出ましたので、一部紹介します。
・人柄っていうテーマは、今までやってきたテーマの中で「こうでなきゃいけない」というのが1番いいづらい。
・「人柄」はその人のステージの特徴になる
・「この人だったらお手伝いしたい」って思われるようになる
・おおらかであること。堂々としている、親しみやすい。この人なら一緒に歌ってもいいかなという雰囲気。
・前向き、くよくよ考えない。うわさ話に惑わされない。目標を持って生きているという芯。
・逆にこういう人とはやりたくないな、と思う司会者は、身内やお客様を落として笑いをとる人
・いろんなお客様がいらっしゃるけど、普通に受け入れられる(態度に出さない)。自分の中に受け入れて、全体のものにしちゃう。自然にできると、お客様も安心する。
・お客さんがどんなことを言っても包み込む気概がある
・やさしさもあるが流されすぎてしまわないような気配り
・積極性、明るさ、そういうのは見てて気持ちが良いんじゃないかな。
・過去に「あなたの積極性は、人を団結させる積極性ではない」って言われた。その視点はなく、積極性の質の違いって存在するの?!ってびっくりした。それで私は自分の性格、自分が良かれと思ってやったことが、他の人はどうなのか?そういう視点をもてるようになった
・日常から出てくるものがお客様に伝わるもの
・人柄って難しいよね。まずは親に感謝だね。
・昔の僕は我が強かった。でもともしびで「共感していけることが大事なのかな」自分が自分が、ではなく、人をどう思いやるか。僕の人柄はみんなから出来上がっている。
その後は、質問や「そこもっと深く聞いてみたい!」ということについて話し合いました。こんな話が出ましたので紹介します。
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虫の居所が悪い日もあると思うのだけれど、そういう日のステージはどうしてる?
→リクエストの中からでも、歌集の中からでも自分がやりたい曲をやって自分の機嫌をとってます(笑)
→気持ちの切り替えに苦労している人は多かった。昔は「お酒飲まなきゃできない」って人もいた。
→虫の居所が悪くて、冴えないステージやっちゃって、「こんな自分じゃダメだなぁ」。専従スタッフに当たり散らしたり、できなかったことを伴奏のせいやフロアのせいにしたり。はじめのころはこんなことを積み重ねて反省した。はじめは誰でもあるよね。
→数えきれないくらい、そういうことある。今はほとんどそういうことやらないけど。30〜40代ギリギリまでやった。自分が苦しくて、伴奏者に「そこ歌いづらい」って言ったり。本当は自分ができてないのに。
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若いスタッフを見て「ちょっとこれは…」って思った時は、どうしていますか?
→あんまり気にしてない。逆に感心することが多い。教えることがいっぱいあるけど、何十年もかかって学んだことを、「ああだよ、こうだよ」って頭ごなしにいうのは良くない。自分でつかんでいくもの。そこは見守ってる。
→意見もつと「こうなんだ!」って言いたくなる時もある。でも言い方って大事なんだよね。どんなことをいう時も、みんなが悪い気分にならないように気をつける。言いたいこと言うんだけど、相手の胸に結果として落とす。それは注意してる。そこは司会者としても大事なこと。
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人生いろんなことあるんだろうけど、いつも明るく歌ってる。どうして?!
→正直、舞台裏では「ここでそれ入れるなよ」「前もって声かけてくれよ」「参ったな、ここでそれ入れるかね!?」と思ったりすることもある。でも、歩いてステージに向かう途中に、切り替える。あとは短い前奏の中で、フッとその世界に入るように心がけてる。
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いつも平常心でニコニコしていて、そういうふうにいられたらいいなぁ。
→店に来てくれただけでも嬉しい!人に出会えるのが楽しい。挨拶するとなんとなくわかる「いつもと違うなぁ」とか。その時は声かけたり、リクエストから想いを感じたり受け取ったりする。
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今までのともしびの危機や、コロナ、大変な状況の時をどうやって乗り超えてきたか。
→3店を1店にした時は、みんなとどうやって合意をとろうか、方針をどうやったらみんなにわかってもらえるか、動いた。つらいとかなく「とにかく乗り切る」
→コロナは、自分たちだけの問題じゃないから、つらさがちがうんだよね。自分が、ともしびが、主体がしっかりしていれば、動揺することなく、団結してやっていけるかな。声楽の先生に「大変でした…」「何言ってるの?!みんな大変なのよ」って言われてハッとした。自分だけにならない。大きく物事をみて、自分の立ち位置をはっきりさせる。
→コロナ禍でもいい部分ってあった。研究生もそうだし、いろんなこと深められているし、そういう意味でもプラス思考って必要だよね。
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前に話があった「自分がうまくいったステージから学ぼう」「自分が調子が悪いときちうまくいく」ここを聞いてみたい。
→普段は「全部私が歌いたい」と思うタイプなんだけど、声の調子が悪い時は、かえってお客様やスタッフのことが見れる。「全体でステージをつくる」という視点に立てる。
→「自分がうまくいったステージから学ぶ」9/30新宿店最後のステージ、全体のバランスがすごく良かったって言われた。自分の悩み(ステージを組み立てるために考えたこと)が正しかったんだ。悩んだ方向性が良かった、ということを今後も活かしたいと思った。
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「人を団結させる積極性」「人を団結させない積極性」そういう人柄って?
→何か意見をいう時に、場をしらけさせない言い方、言いっぱなしにしないとか、そういうことにも通じるんじゃないかな。
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積極性はあるんだけど、それをみると引いちゃうってことありますよね。やる気があるけどみんなが引いちゃうことがあるのはなんでだろう。
→それまで積み重ねてきた日常の信頼とかかな。
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ステージの間だけいい人になっちゃいけないですよね。日常がでちゃう。
→その日のお客様は騙せちゃうけど、仲間からは「あ〜あ」ってことはある。長く通ってるお客様も見抜いてしまう。従業員にとっても、その日のステージは新鮮であるものがいい。
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素人好みか、玄人好みか、どっちに重きを置くのがいいのかな。
→どっちも。玄人に好まれながらも、素人にも楽しんでもらえる。細かいことは無視した方がいいときもある。難しいところだけど。
→素人の人が楽しんでいるところを、玄人の人が喜ぶ。巻き込んでいくっていう風にしたい。
→「おれの趣味とはちがう!」って常連はつくりたくない
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緊張してなさそうに見えます。緊張しますか?
→今でも膝が震えることがある。
→越路吹雪さんも、相当ベテランになっても「出て行くのが嫌だ」と舞台袖で駄々こねてたらしい。
→歌は緊張するけど、司会で「緊張する」よりかは「悩む」。緊張するのはないかな。「悩む」ことに思考が集中しているから緊張しないのかな。