団内ブログ

店の無い困難な期間を乗り越え、更に力を付けていくために

理念プロジェクトの報告です。(斉藤隆)

8/20(木)に、再開した理念pjのミーティングを、ズームを使いリモートでおこないました。これまでのまとめは、7/10付けの団内ブログで報告してある通りです。
ミーティングでは、そのブログ後に新たに出た意見について、また今後の進め方について話し合いました。

今後の進め方については、コロナウイルス禍の中、さらに店が無くなるという特殊な事態となるにあたり、「理念」が運動の羅針盤として今こそ大切になると考えて、皆で「ともしびとは何なのか」をあらためて考え、議論していきたいと話し合い、その内容をまとめてみました。

◎表記についての変更
<意見>
「多様な『あなた』と『私』が心を寄せ」がどういうことなのか、もっと適切な表現がないか。
立場の違い、音楽経験の違い、世代の違い、障がいや疾患のあるなしや、国境をも超えて、皆が同じ楽しみや感動の中にいられる、あらゆるものを超えて心の震えを感じあえる、それが心を寄せ合うことなのかなと。
「あなた」と「私」だと、二人の世界?みたいな印象がありました。いかがでしょうか?

<変更>
『多様な「あなた」と「私」が〜』を『様々な違いを超えた多様な「私たち」が〜』と変更しました。

このような文章となります。
『ともしびは、音楽や演劇によって生まれる感動を共有することを通して、さまざまな違いを超えた多様な「私たち」が心を寄せ、お互いを認め、つながりをはぐくみ、ともに生きあえるような居場所をつくり、広めていきます。』

◎まさに今こそ「理念」を!

コロナウイルス禍は、歌声喫茶の楽しみや価値そのものを、感染リスクをともなう「避けなければいけない」ものとしてしまいました。
今まで当たり前にやっていたことが出来なくなった今、あらためてその当たり前にやってきたことの中に、ともしびの一番大切にしている本質的な価値があったことに気付かされています。
その価値とは、生の音楽の感動をその場に居合わせた人たちと共有することで生まれる心のふれあいと共感であり、そのふれあいを通して「ともに生きあう」という、人と人との関係性を築いていくこと、です。

10月から、そんな大切な活動の拠点である店がなくなります。新しい店をつくるのは、コロナウイルス感染が終息し社会が落ち着いて、安心して歌い交わせる時がきたときと考えています。
これから始まる店の無い期間、そして経営的にも厳しくなる期間を、私たちはどう過ごしていったらいいでしょうか。
コロナウイルス禍の中でも、私たちの運動は停滞することなく、更にパワーアップさせて進めていかなくてはなりません。

そのためにもここで原点に戻って、私たちは何のためにどんな活動をしていけばいいのか、「音楽文化集団ともしび」とは何なのか、ともしびが未来に繋げていくものってなんだろう、というような問をあえて今、ひとりひとりが深く考えていくことがとても大切なことだと思っています。

「理念」はまだ完成ではありませんが、おおよその内容は見えてきました。完成度は上げていきますが、現段階での「理念」と考えて、これを足がかりに議論を進められればと思います。
「理念」は、困難な時だからこそ、必ずや私たちの活動の行く先を照らす羅針盤となるでしょう。皆で共感できる「理念」を作り、ひとりひとりの中に落とし込んでいけるようにしましょう。

そしてその議論の中から、これから新しい店を準備していくにあたり、これからの時代に求められる歌声喫茶はどんなものか、どんな店を作っていくのかも、考えていきたいと思います。

そんな議論を起こしていくことを提起したいと思います。

<理念(2020.8.22時点)>

【ともに生きあう社会をめざして】

ともしびは、平和な世の中でだれもが笑顔を交わしながら、ともに生きあうことのできる社会をめざしています。

「ともに生きあう」とは、人と人との関係性の中から、皆で心豊かに生きる力をはぐくむことです。

しかし近年、人を大切にしない政治や社会構造が蔓延し、人びとの孤立化がますます進んでいることが大きな社会問題となっています。

ともしびは、音楽や演劇によって生まれる感動を共有することを通して、さまざまな違いを超えた多様な「私たち」が心を寄せ、お互いを認め、つながりをはぐくみ、ともに生きあえるような居場所をつくり、広めていきます。

ともしびは、そんなたくさんの心のつながりが広がっていった先に、平和のうちに皆で生きあえる社会があると考えて活動を展開してゆきます。

【人づくり、仲間づくり、音楽づくり、を一体のものと捉えて活動を展開】

ともしびは、音楽の感動を共有することで一体感や心のつながりをはぐくみ合うことを大切にします。その「音楽」をどのように創りだしていくか、ということは、ともしびの最も大切な運動の柱です。

感動を生みだす演奏のためには、演奏者自身の中に、誠実さや謙虚さ、また人の心に寄り添える優しさなどの人間性が求められます。

それは団体としても同じことが言えます。仲間を大切にする暖かい団体であること、目的に対して心をよせあって進められる団体であることは、団としての音楽の質と不可分なものと考えます。

そんな、人間性のありようや、団体のありようは、まさに日常の団活動の中で鍛えられつくられていくのです。
ともしびの目指す音楽は、ともしびの集団作りの中でつちかわれるものであり、そのことが感動を生みだす音楽となり得るのです。

ともしびはこの、「人づくり」「仲間づくり」「音楽づくり」を、「ともに生きあう」を体現した互いに関連し合う一つの運動と捉えて、活動を展開してゆきます。

 

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