こんにちは!青年ブロック兼ぱれっとの竹下 諒です。
12月20日(日)、スタジオアガニョーク(稽古場)で「音楽文化集団ともしび テキスト学習会」を開催しました。
コロナ禍で休店状態のいま、再開した後のために何ができるか?
そんな想いから企画が立ち上がりました。
時間をつくれるこの時期を「充電期間」と捉え、さまざまな形でスキルアップをしていきたいと思っております。
今回は、「ともしびとは何なのか」を①組織②歴史③理念④音楽という4つの切り口で、プレゼンターが発表。
- ともしびとはどんな団体なのか?
- どのような成り立ちで今に至るのか?
- なにを目指して活動しているのか?
などなど。
「ともしびの根本」を学びなおす機会をつくりました。
すでにご存じの方もおさらいの時間を意図的に設けることで、自分自身の在り方や関わり方を振り返ることにも活用できるかもしれません。
学習会当日、プレゼンターをつとめたメンバーも、人前での発表に緊張の色も見え隠れ。
新入団員の方々も参加されていたので、発表する側もいかに噛み砕いてお伝えするかが鍛えられました。自分の団体の活動を整理してアウトプットする貴重な機会だったと思います。参加者の方々からも、随所に意見をもらえたことで、さらに磨きをかけていくためのヒントがたくさん得られました。
学習会のテキストも、そこに書かれている内容も完全体ではありません。
そして、「こうあるべき!」という正解もないのかもしれません。
一人一人が考え、想いを育んでいくことが自分自身の、そして団体全体の栄養になります。
この冬休み、ご自宅でゆっくり過ごされる方もいらっしゃるかと思います。
ほんの少しでも良いです。ぜひ、以下のテキストやYOUTUBEを見て、考える時間をつくってもらえたら嬉しいです。総合司会・プレゼンターを務めたメンバーの感想も載せています。こちらも併せてご覧ください。
▼学習会当日の様子を丸々公開!(YOUTUBEのリンクはこちら!)
https://www.youtube.com/watch?v=iyCpnb8cJ5E&feature=youtu.be
※最初の待機時間(5分)はタイトルのみの画面となっています
※冒頭2〜3分音声が入っていません
▼学習会で使ったスライドはこちら!
https://docs.google.com/presentation/d/1Y3jnXSSlJxAZvLYegFN9oqPA0mzW0mOqyLtwgqb-wFQ/edit
▼スライド印刷用PDF
https://drive.google.com/file/d/1ifBTHnRYQ3f4hxmiHW24KxYfNQ2b0jLt/view?usp=sharing
総合司会・プレゼンターからのコメント
総合司会:佐藤 利恵子
店もなく、コロナ禍で、集まっての団活動もできず、悶々とする状況の中。こういうときだからこそ新入団教育用のテキストを作成しようという提案のもと、テキスト学習会プロジェクトは始動しました。
目標の「今年中にともしびのテキストを作成して、学習会を開こう」を達成できて、ほっとしています。みんなで、あーでもない、こうでもないというやりとりも楽しかったです。また、ともしびとは?自分にとってのともしびとは?団員としてどうなのか?とか、私自身新たに考える機会にもなりました。
今回の取り組みで、団員歴の浅い、李さん、竹下さんが重要な部分を担当し、発表でもおちついてともしびのことを説明しているのを見て、時代は変わった!と思いました。やりがいもありましたし、達成感も得られた学習会でした。
参加、視聴したみなさん、ありがとうございました!このテキストをもとに、ともしびについて大いにディスカッションしてほしいと思います。そしてみんなでこのテキストを育てていきましょう。
「組織」学習会担当:竹下 諒
団員になって、およそ1年。ともしびでの経験値が乏しい僕に、学習会でお話しする機会をいただき、ありがとうございます。皆さんと一緒に「学び合う」ことが、学習会のキモであり、それを実現できたことは、素晴らしい成果だと思っています。
僕は大野社長にお会いしたことはありませんが、ご縁あって、著書にコメントを記載いただいたことがあります。ともしびで感じた楽しさを、帰りの電車で勢い余って書いた文章です。音楽経験がほぼない僕が初めて感じた歌声喫茶への魅力、これを探りたい想いが、入団のきっかけの一つです。
図らずも、「ともしびの魅力、らしさを見つける」という、大野さんからの宿題にリンクしていると感じました。だから、経験を積み、自分の言葉でテキストの内容を語れるようになった時、宿題の答えにも近づけるんじゃないかって思うんです。
灯台下暗しのように身近にありながら、未だ発見されていない「宝探し」にワクワクしています。
「理念」学習会担当:齊藤 隆
歌声喫茶66年、そして音楽文化集団ともしび51年の歴史の上に、現在のともしびがあります。団結成当時のメンバーは数えるほどしかいませんが、運動はその後のメンバーによって続いています。
人は変わったけど、運動や理念や組織が脈々と引き継がれていくことで、ともしびは継続されてきました。今後ともしびを未来へ繋げていくためには何が大切なのか、みんなで考え続けていきましょう。大野さんの宿題の答えを探していきたいです。
じゅんさんの「ともしびの歴史」には「コマ裏系のともしび」など、今までにない視点があり、なるほどと思うところが多くありました。過去を学んで未来を見つめる、ということがほんとうに大事なことだと思いました。
竹下くんの「ともしびの組織」では、ともしびの組織の形は縦のピラミッド型ではなく、ブロック、班、講座、プロジェクト、などがそれぞれの自主性にもとずいて活動を進めつつ、それぞれが関わりあいながら、部長会と全団運営委員会のもとで、一つの運動体として統制されている、というところが、大きな特徴であることがあらためての学びでした。
「歴史」学習会担当:李 俊熙
今回の学習会では私が歴史パートを担当しましたが、いずれのパートにおいても歴史が関わってきたのは言うまでもないでしょう。
お店も組織も理念も、とある特定の時期の「出来事」だからです。今という瞬間は必ず過去に繋がっているものです。そのため、今回の学習会はただ単に情報が与えられただけではなく、歴史を目の当たりにしたとも言えるのです。
洋子さんが「私が話そうとしてたものと全部つながってた」と言われたのも、まさにそれ故でしょう。何かが特定の状態であることには必ず由来があります。過去を通して現在を見つめることは大変有意義であると実感した一日でした。
「音楽」学習会担当:大貫 洋子
学習会で話すのは久々。もちろん緊張しましたが、内容は新入団員教育の際に清水さんとじっくり文章を練ってきていたので、心配はありませんでした。
ただし私の担当する「音楽」は抽象的・観念的なテーマだし、時間も15分と短い。何を省き何を伝えるか?やっぱり、実際の団活動の中で自分が経験したことや実感したことを話そう!…あれもこれも、話し足りないことはたくさんありますが、熱く受け止めてもらえてやりがいがありました。
組織も歴史も理念も、そして音楽も、すべてつながっていると改めて思います。(おまけ☆地道に続けてきた編曲の作業が「誰かの役に立っている」と言葉で伝えてもらえて嬉しかったです)いちばん、準備してきた自分のためになった学習会でした。